テレビなどでは、キャベツ丸ごと一玉をまな板の上に置き、そのまま千切りする事がありますが、豪快なうえに出来上がりもきれいですよね。
スーパーで見かけるキャベツなどは、係員によって選別されている為、きれいなものが多く、洗わずにそのまま千切りしても特に気になる事も無いですが、基本的には土の上で育つ野菜なので、やはり虫の卵や土などが心配です。
特にキャベツの千切りは、生食の場合が多い為、よく洗った方が安全だとは思いますが、皆さまはどのようにしていますか?今回は、そんなキャベツの千切りの洗い方やいつ洗うと良いのか、また、保存する時の洗い方について解説いたします。
キャベツの千切りは洗う?
キャベツを千切りにするときは、新鮮なキャベツを選び、外葉の硬く汚れている部分を1~3枚ほど捨てた後に一枚ずつはがし、その後は流水でよく洗ったものを千切りします。その後はキャベツのシャキっとした食感を出す為に冷水に少し浸してから水気を切って食べるようにしましょう。
キャベツが畑で育つときは、初め内側からどんどん新しい葉が生えて結球し、結球した後は新しい葉が生えて大きくなっていきます。その為、外葉は農薬や土などで汚れていますが、球の中はきれいな事が多く、青虫がつかない限り奇麗なままの状態です。
しかし、キャベツは虫がつきやすいと言われている為、一見きれいに見えるキャベツでも寄生虫や虫の卵、或いは農薬などの心配もある事から、安心はできませんよね。
特に無農薬で育てた露地栽培の物は虫がつきやすく、キャベツの中まで虫の糞や穴だらけの事が多いため、難しいとされています。
それでもしっかり洗った後に茹でたり、炒めるなどして熱を加えた物であれば、調理もできますが、虫食いだらけのキャベツを千切りにしても生で食べる気持ちにはなれませんよね。
キャベツの千切りはいつ洗う?千切りする前?後?
とんかつの付け合せとして、シャキッとしたキャベツの千切りは欠かせないものであり、とんかつ専門店などでは、水をはったバケツにキャベツの千切りを浸している所もあります。
しかし、キャベツに含まれる栄養素は水溶性であり、洗い過ぎや水に浸し過ぎると流れ出てしまうと言われています。
中には、キャベツを一玉塊のまま千切りした後、ザルにあけて数回流水で洗うだけの人もいますが、これでは切り口から栄養成分が流れ出てしまい、ただの食物繊維だけを摂る事になる為、やはり洗う時は千切りをする前にキャベツの葉を一枚一枚洗ってから行う事がよく、その後に冷水に短時間浸けると言う方法が一番良いと言えます。
キャベツの千切りを保存する時は洗ってから保存?
胃腸薬に配合されているキャベジンは、実はキャベツから発見された成分と言われており、その栄養素は胃に優しく、胃腸を健康にすると言われています。また、春キャベツなどは軟らかく、栄養価も高い事から消化吸収も良い為、千切りにしてサラダなどでたくさん食べたいですよね。
しかし、たくさん作り過ぎて残ってしまった場合、その保存に困ったと言う事はございませんか?
健康にも良いとされるキャベツですからいつでも新鮮な状態で冷蔵庫にストックできればいいのですが、中でも特にキャベツの千切りは痛みが早く保存が難しいとされています。
冷蔵庫に入れた場合、1~2日過ぎれば水分も抜けてカピカピの状態なりキャベツ独特のシャキッと感も無くなり、酸化が進むと茶色く変色してしまうため、食べられなくなり捨ててしまう事も多いです。
その為、冷蔵庫で保存する時は、水をはったボールにレモン汁、又は酢を少し入れた物に良く洗ってから千切りしたキャベツをサッとくぐらせた後、キッチンペーパーで水分を拭き取り、ジップロップに入れて空気を抜いた状態で保存すると2~3日はもちます。
洗ってから千切りしているので、そのまま袋から出すだけで使えるため、とても便利ですよね。
また、千切りしたキャベツは冷凍保存も可能であり、千切りキャベツを熱湯にくぐらせた後、ジップロップに入れ空気を抜いた状態なら長く持つと言われています。
調理に使う時は、生食のシャキと感は得られないですが、しっかり洗った後に千切りにしている為、袋からそのまま出してスープや炒め物などに使う事が出来ます。また、そのまま「おかか」などで和えればお浸しとしても食べられます。
まとめ
キャベツの千切りのあらいかたについてお伝えしました。参考になったでしょうか。
このようにキャベツの千切りも洗い方次第で栄養成分を損なうことなく摂りいれる事が出来ますし、また長く保存する事も出来る為、様々な方法を賢く活用しながら健康的な食生活を心がけてみてはいかがでしょうか。
キャベツの千切りがあると 料理の盛り付けにとても役に立つばかりでなく栄養も補える食材です。キャベツの千切りを上手に保存しておくと良いですね。
他にも料理を作るお母さん向けに料理に関する記事を書いています。そちらもぜひ読んでくださいね!
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