勤労感謝の日とはどんな日?由来とは?なぜハッピーマンデーにならないの?

生活の知恵

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11月の後半に、「勤労感謝の日」があるのを知っていますか。

学校がお休みになるのは、いつもうれしいものですよね。

家族と出かけたり、お友達と遊んだり、いろいろなことができますね。

毎月カレンダーをながめては、祝日をさがしているお友達もいることでしょう。

では、たくさんある祝日の中から皆さんに「勤労感謝の日」がどのような日か?由来は?ハッピーマンデーには?についてお伝えすることにします。

勤労感謝の日とはどんな日?

皆さんは勤労感謝の日がどのような日か知っていますか。

「勤労感謝の日」は1948年(昭和23年)に日本の法律として定められたものです。

その法律には、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」としるされています。

少し難しい文章ですね。

この法律をもう少しわかりやすくお話しましょう。

皆さんは、勤労感謝の日をいつも一生懸命働いてくれる、お父さんやお母さんに感謝する日だと思っている人がたくさんいるでしょう。

もちろん勤労感謝の日は、お父さんやお母さんに感謝する日です。

皆さんは、お父さんやお母さんがいなければ、こんなに元気に大きくはなっていませんね。

しかし、それだけではありません。

皆さんが毎日食べているお米や、野菜、お肉や魚など、それらに関わるお仕事をしてくれる人がいるからこそ、皆さんは成長できるのです。

また、食べ物だけではありません。

皆さんの知らないところで、たくさんの方ががんばってくれているのです。

今着ている服や履いている靴、本や大好きなゲームも、皆さんにとってはなくてはならないものでしょう。

つまり「勤労感謝の日」はお父さんやお母さんだけではなく、たくさんの人、そして物にみんなで感謝する日ということなのです。

勤労感謝の日の由来とは?

勤労感謝の日は、飛鳥時代から行われている「新嘗祭(にいなめさい)」が由来とされています。

「新嘗祭(にいなめさい)」とは農作物の収穫を感謝する行事です。

その行事が由来となり、今では農作物だけではなく、日々の人々の働きにも感謝する日となりました。

飛鳥時代というと、西暦でいえば600年頃のことです。

つまり聖徳太子の時代ですから、ずいぶん昔の行事が元になっていることがわかりますね。

勤労感謝の日はなぜハッピーマンデーにならないのでしょうか?

さて、皆さんはハッピーマンデーという言葉を聞いたことがありますか。

ハッピーマンデーとは、月曜日を国民の休日にすることによって、土曜日と日曜日をあわせて3連休にしようと考えられたものです。

これも法律で定められていることです。

現在では「成人の日」、「海の日」、「体育の日」、「敬老の日」の4つがハッピーマンデーになっています。

これらの祝日がハッピーマンデーに決められ、月曜日が休みになり3連休が前よりもふえました。

ところで皆さんは、日本の祝日がいくつあるかわかりますか。

日本の祝日は、全部で16日あります。

では祝日が16日もあるのに、なぜ4日分しかハッピーマンデーにならないのでしょうか。

16日分とも全部ハッピーマンデーになればいいのにな、と考えたお友達もいることでしょう。

それは、さきほどもお伝えしたように、祝日にはとても由来が古くからある場合があります。

簡単に祝日の日を変えてしまうと、元々の意味が失われてしまうこともあるのです。

わかりやすく言えば、皆さんの誕生日は絶対に日を変えられないですよね。

今日が誕生日なのに、月曜日に変えてしまうということはできないことですね。

このようにいろいろな由来や内容によって、変えられない祝日はハッピーマンデーにはなりません。

つまり、新嘗祭(にいなめさい)を由来にしている「勤労感謝の日」も日を変えると本来の意味がなくなるので、ハッピーマンデーにはならないわけです。

まとめ

勤労感謝の日とは、自分の周りの人たちが働いているお陰で 毎日が何不自由なく暮らせて居ることに対し 感謝する日です。

勤労感謝の日の由来は、飛鳥時代から行われている「新嘗祭(にいなめさい)」が由来とされています。

「新嘗祭(にいなめさい)」とは農作物の収穫を感謝する行事です。

勤労感謝の日がハッピーマンデーにならないのは、この「新嘗祭(にいなめさい)」の日にちを変えてしまうと本来の意味がなくなってしまうからなのです。

皆さんが楽しみにしている祝日が法律で決められていて、ハッピーマンデーになる祝日、ならない祝日があることがわかりましたね。

また「勤労感謝の日」はすべての人や物に感謝する日ということもわかってもらえたことでしょう。

「勤労感謝の日」当日には、この話を思い出して、いろいろなことに感謝をしてみてください。

そしてお父さんと、お母さんにも「ありがとう!」と言ってみてくださいね。

きっと、よろこんでくれることでしょう。

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