大学生になり憧れの一人暮らしを始めたものの、考えていた以上にやることが多いと、
思っていらっしゃるのではありませんか。
料理や洗濯は想定内のことですが、ある日「国勢調査」の資料を調査員が家まで持ってきたら…。
これは完全に想定外のことですね。
では、初めての国勢調査がくる前に、国勢調査について、国勢調査とは?国民の義務なの?
提出しないとどうなるの?の疑問にお答えいたしましょう。
国勢調査とは?
さて、国勢調査とはいったいどのようなものなのでしょうか。
国勢調査とは日本国民をすべて対象とした統計調査です。
日本で暮らしている世帯の実態、人口などを調べるために5年に一度行われています。
初めて国勢調査が行われたのは1920年(大正9年)のことで、
今までに20回の国勢調査が行われています。
国勢調査は、国の法律である統計法で定められています。
国の法律によって定められているということは、
いかに国勢調査が大事なことかがお分かりいただけることでしょう。
この国勢調査を実施する事によって得られた統計は、国や地方公共団体、
民間企業、研究機関など様々ところで利用され、私たちの生活に役立てられています。
また配布された書類は、それぞれの世帯に関して回答するようになっています。
家族構成や生年月日、勤め先やその場所、住居の種類など、
かなり細かな内容を回答し提出しなくてはなりません。
国勢調査とは国民の義務ですか?
ただでさえ、よくわからない国勢調査ですから、提出しなくてもいいのではないか、
無視しておこうとお考えになられた方も多数いらっしゃることでしょう。
また、個人情報なのに、どうして提出しなければいけないのか、
疑問にお持ちになっている方もいらっしゃるはずです。
しかし、結論から言うと、国勢調査を提出するのは国民の義務とされているのです。
先ほどもお知らせしたとおり、国の法律である統計法によって、
国勢調査は定められています。
そして、その法律にも「報告を求められたものは、これを拒み、
または虚偽の報告をしてはならない」と記されています。
つまり、国勢調査は国民の義務であり、拒んだり嘘の報告をしてはいけないということです。
国勢調査の書類を、無視しようとか、適当に書いておこうと考えていらっしゃる方は、
国の法律を守っていない事になってしまうのです。
国勢調査を提出しないとどうなりますか?
しかし、そんなに深く考えていなかった国勢調査が、
実は国民の義務があったとは、本当に驚きですね。
では、それでも国勢調査を提出しないといったいどうなるのでしょうか。
実は、提出しなかった場合の罰則も、統計法には次のように記されています。
「6か月以下の懲役、または50万円以下の罰金に処する」と記されています。
しかし、国勢調査を提出しなかった方で、実際にこの罰則を受けた方はいるのでしょうか。
調べましたところ、実際に罰則を受けた方は、今までにはいないようです。
少し安心しましたが、でも国勢調査が国の定めた法律ということに間違いはありません。
今までに罰則を受けた方がいないとしても、今後どうなるかはわかりません。
というわけで、国勢調査があるときは、必ず提出をするようにしましょう。
以前の国勢調査は、調査員が家まで来て書類を渡し、後日調査員に渡すというやりかたでした。
しかし、2015年(平成27年度)からはインターネットを使った提出が出来るようになりました。
インターネットを利用すれば、調査員に書類を手渡しする必要もありません。
国勢調査の書類が来たら、面倒がらずにインターネットを利用して提出するようにすれば、
とても便利に提出することが出来ます。
ただし、2015年の国勢調査の時で言えば、インターネットの利用提出も期限が決められていました。
まとめ
国勢調査とは日本国民全てを対象とした統計調査です。
国勢調査は国民の義務であり、提出しないと罰則もあります。
しかしながら、今まで、実際に罰則が課せられた人はいないのが事実です。
国勢調査の書類が来たら、必ず目を通して内容を確かめておきましょう。
正しく回答することにより、その結果、国民の生活に役立つことになります。
国勢調査は忘れることなく提出するようにしましょう。
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