毎年、冬になると何通か喪中ハガキが送られてきませんか。
そのハガキを見てどなたが亡くなったのかわかるので、
ハガキを送って下さった方に来年の年賀状を控えようと思いますね。
でもいざ、自分の身内が亡くなった場合、
どのように喪中ハガキを用意すればよいのか
わからない方がほとんどのことでしょう。
では例題として、今年ご自分のお父様を亡くされた、
40代の主婦の方の場合で 喪中はがきを出す時期や続柄の書き方、
親戚へはどこまで出すかについて見ていきましょう。
喪中はがきを出す時期は?
喪中ハガキは自分の身内が亡くなったお知らせをするとともに、
年賀状を送付することを控えるという、お知らせのために出すものです。
そして、一般的に喪中ハガキを受け取った場合、
年賀状をその方に出さないということがルールになっています。
喪中ハガキをあまりに早く出したり、年末ギリギリに出したりするのは
避けなければいけません。
つまり、先方のことを考えると、11月中頃から12月中頃までには、
喪中ハガキを送るようにしましょう。
喪中はがきの続柄は何と書く?
喪中ハガキは誰が亡くなったかということを相手にお知らせしなくてはいけません。
ということは、差出人の名前によって、文面を変更しなくてはいけないわけです。
今回の例でいえば、差出人が主婦自身の場合で、自分の知人に送付するのであれば、
「父□□ □□□が○○歳にて永眠いたしました。」
となります。
また差出人がご主人と主婦が連名でご主人の親戚や知り合いに送付する場合は、
「義父□□ □□□が○○歳にて永眠いたしました。」
または
「××(妻の名前)の父□□ □□□が○○歳にて永眠いたしました。」
などの書き方で送付するとよいでしょう。
また、「岳父」とちょっと難しいですが、妻の父という意味の言葉もあります。
こちらの言葉を使用するのもよいでしょう。
喪中はがきは何親等までの親戚に不幸があった場合に出すの?
普通、喪中ハガキは、一親等と二親等までの親族に不幸があったら出すのが一般的と言われています。
では、一親等とはどこまでのことかと言いますと、
両親、配偶者、子、配偶者の両親と決められています。
また、二親等とは兄弟姉妹、祖父母、孫、兄弟姉妹の配偶者、
配偶者の祖父母、配偶者の兄弟姉妹などがそれにあたります。
しかし、最近の傾向として必ずしも二親等までの全てを対象としなくなってきているようです。
例えば、二親等の祖父母の場合などは、喪中ハガキを出さない方もいらっしゃるようです。
同居をしていたかどうかなどで判断することもあります。
しかし、故人との関わりは人によって様々ですし、ご自分の気持ちに合わせて
喪中ハガキを送付するかどうかを判断しましょう。
また、どうしたらよいか迷ってしまったら、ご家族や年配の方に相談するのも良いですね。
また、喪中ハガキは、業者で作成してもらえますが、
もちろんご自分で作成される方もたくさんいらっしゃいます。
その時の注意として、普通のハガキを使用するのは大丈夫ですが、
年賀ハガキを使用して作成してはいけません。
郵便局で弔事用の切手も売られていますので、それを活用するのもよいでしょう。
まとめ
喪中はがきは 身内に不幸があった場合の年の 11月中旬~12月中旬頃までに出しましょう。
続柄は自分の父親の場合
自分の知り合いに出す時は「父」
旦那様との連名で旦那様のご親戚に出すときは「養父」又は「岳父」
喪中はがきは一親等から二親等までの身内に不幸があった場合に出すのが一般的です。
しかし、生前の関わり方や同居の有無によって出す出さないの判断をしましょう。
自分で判断が難しいときは ご親戚の方と相談されてもいいですね。
喪中ハガキを出すということは、その年が悲しい年であったことを意味します
また、喪中ハガキを出すことによって、翌年の年賀ハガキは来ない事になります。
喪中なので、それはしかたのない事かもしれません。
しかし最近は「年始状」というものがあります。
こちらは喪中ハガキを受け取った側がすることなのですが、どのようなものかご紹介します。
「年始状」は慶賀の言葉を使わずに相手に送るハガキのことで、
近年では利用される方が増えてきました。
喪中のハガキを受け取った方は、喪中ハガキを送った側が、
仲の良いお友達などでしたらこの「年始状」を送ってみてはいかがですか。
真心がこもった「年始状」を受け取った方は、とても穏やかな気持ちで、
新年を迎えることが出来るでしょう。
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