月の満ち欠けの理由とは?月食との違いは?日食との違いは?

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私達が暮らしているこの地球にとってなくてはならない存在だといえるお月さん。

この月によって私達人間も様々な影響を受けているかも知れませんよね。

そこで今回は、そんな月に関したちょっと疑問に思ったことについて調べてみました。

月の満ち欠けの理由とは?

月といえば、まんまるの満月を思い浮かべますが、私達が見る月の姿は満月だけではなく半月や三日月など様々な形を見せてくれていますよね?

そもそも、この満月や半月などは月の満ち欠けによって起こるのですが、なぜこの月の満ち欠けが起こるのかをご存知でしょうか。

月は地球と同じように自ら光っているわけではありません。

私達が暮らすこの地球の周りを月は回っているのですが、この月の公転によって月が太陽に照らされる部分が時間ごとに違ってくることになります。

私達が見ている月の姿は、この太陽に照らされている部分が見えているということです。

月といえば、真っ先に思い浮かべるのは満月ですが、この満月となるのは月・地球・太陽の順番で並んだ場合に見ることができます。

地球から月を見た場合に太陽に照らされて、まあるい満月となって見るということです。

逆に月が見えない新月となるのが、地球・月・太陽というように、月が地球と太陽の間に入り、地球・月・太陽の順番で並ぶことが原因で起きるのです。

このように月は、その時の太陽との位置関係によって様々な姿、形を私達に見せているのですね。

ちなみに、地球と月、太陽が並ぶ満月と新月の頃が海の潮が最大に満ちる大潮の時期ですが、このような潮の動きも、月の引力によって引き起こされていますよ。

月の満ち欠けと月食の違いとは?

月の満ち欠けと月食には大きな関係があるようです。

月は自ら光っているのではなく、太陽からの光を反射して光っているように見えることが月の満ち欠けだということでしたよね?

月食とは、太陽と月の間に地球が入って太陽・地球・月が並ぶことで起きる現象なのですが、この現象は満月の時と同じ位置関係なのに何故?月食は起こらないのって思いますよね。

これは、月と地球の公転軌道が5度ほど傾いているために、太陽・地球・月が正確に一直線上に並ぶことがないからです。

このように月食は、月と地球の公転運動のタイミングが上手く合った時にできる珍しい現象ということですね。

ちなみに、皆既月食で見られる月が赤く見える理由は、夕日と同じ原理ですよ。

波長の短い青い光は空気の粒によって散乱してしまいますが、波長の長い赤い光は空気の粒の影響を受けづらいために光を弱めながらも通り抜けることができます。

その通りぬけた赤い光は大気でわずかに屈折するので、地球を回り込んで月を照らすので赤く見えるようですよ。

月の満ち欠けと日食の違いとは?

月食が起きる現象と同じように、この日食が起きるためには太陽・月・地球が正確に一直線に並ぶ必要があります。

先ほども述べたように月と地球の公転運動のタイミンが上手く合わなければ日食も起こりません。

日食は、太陽と地球の間に月が入り、太陽・月・地球の順番に一直線に並んだ場合に起こり、地球上の限られた場所で太陽の光が月によって隠され、月の影になって太陽の光が届かなくなる現象のことですよね。

この日食も月食と同じように、月と地球の公転軌道のズレが合わさる時に起こる珍しい現象だといえますね。

ですので、新月の時と同じ配列になるのですが、月と地球の公転軌道の違いから正確に太陽・月・地球が一直線にならないことが、月の満ち欠けと日食の違いといえるでしょう。

まとめ

今回は、月の満ち欠けと関係がありそうな月食と日食とを、月の満ち欠けと比べて調べてみましたがいかがだったでしょうか?

このような、月食や日食は毎月起っても不思議はないのかも知れませんが、月と地球の公転軌道の僅かなズレが原因で月食や日食が珍しい現象として起きているようですが、参考になったでしょうか。

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