お盆の季節になると今年の初盆参りの予定を考えなきゃいけませんよね。これまでに初盆参りの経験がないと相手に対し失礼がないよう気を使うものですね。
今回は初盆参りの最適な時間と、初盆参りに行った時のあいさつの言葉や気になるマナーについてお伝えします。参考になさってくださいね。
初盆参りの時間
時間については、あらかじめ施主に確認しておくことをおすすめします。法要のタイミングだと都合が悪い場合もあるので、注意しましょう。一般的に法要は、お昼前後の時間帯に行われることが多くありますのでその時間帯は避ける方が無難です。
初盆とは故人にとって49日があけたあとに迎える、初めてのお盆です。お盆には、亡くなった人たちの霊が帰りのために遺族のもとへ帰ってきます。親族以外でも、故人の友人や知り合いなど多くの人が初盆(新盆)に集まるのは、「亡くなってから初めて帰ってくる」ということが理由です。
さらに、通常よりも手厚く供養を行うこともあり、遺族には念入りに準備をして皆さんをお迎えする準備をしています。法要の時は遺族が対応しなければいけないことが多いので、迷惑になってしまうのは良くないですね。
そのような理由から、あらかじめ時間について確認をしておくことが重要となります。
初盆参りの挨拶
初盆(新盆)は故人が亡くなった時期から間もない場合と、半年以上が経過している場合の両方があります。このどちらであるかによって、遺族の気持ちへの寄り添い方が異なる可能性を考えてみましょう。
命日からそれほど日数が経過していない場合は、遺族にとってまだ気持ちの整理がついていない可能性があります。家族を失った時の悲しみは、時間が癒してくれることも少なくないですよね。
まだ気持ちを切り替えるには早い時期であれば、「お招きいただきありがとうございます。お線香をあげさせて頂きます」と、丁寧な言葉で挨拶をしましょう。ここで大切なことは、遺族の悲しみにそっと寄り添う気持ちを持つことです。
一方、故人が亡くなった時期が半年以上前の場合は、遺族や集まった人たちが比較的明るい表情で故人について話す姿が見られます。そのため、挨拶においても故人との思い出話やお世話になった話をして喜んでもらえることもあるでしょう。
ただ、人が多かったりなかなか言葉が出てこなかかったりした時には、前のご説明と同じく「お招き頂きありがとうございます。お線香をあげさせて頂きます」と、丁寧にお伝えして下さい。
簡単ではありますが、これらの言葉こそ「ご無沙汰しています」や「失礼いたします」とは違う、お盆のご挨拶になるのです。
初盆参りのマナー
遠くに住む親戚や友達と久しぶりに顔を合わせる機会であれば、失礼の無い立ち振る舞いをしておきたいですね。そして、初盆(新盆)であっても、通常のお盆であっても決して明るく楽しい集まりとはいえませんが、故人が遺族のもとへ里帰りをする貴重な機会です。故人がホッとするような雰囲気で迎えてあげたいものですね。
初盆(新盆)は弔事であるため、服装は黒色を貴重としたもので整えていきましょう。お葬式やお通夜と同じく、喪服や礼服の着用が一般的です。なかには「平服でお越し下さい」という案内をされる場合もありますが、その場合でもTシャツやジーンズは避けた方が良いでしょう。
靴に関しても、カジュアルなスニーカーやカラフルなものではなく、黒を貴重とした落ち着いたデザインのものをおすすめします。喪服や礼服に合わせる靴は、日常にあまり履かない人も多いはずです。
靴ずれをする可能性がありそうな場合は、念のため手荷物に絆創膏を入れておくと良いでしょう。靴ずれをして思うように歩けなくなると周りに迷惑がかかってしまうので要注意です。
そのほか、女性が身に付けるアクセサリーは、派手にならないように気を付けましょう。一般的には真珠のシンプルなものを付ける人が多いです。赤色や青色など色味の強いものや、存在感のあるアクセサリーは付けずにおきましょう。
服装などの身なりももちろん、親族への言葉がけなどの立ち振る舞いにおいても、故人を思う気持ちを静かに共有できる時間になると良いですね。
まとめ
今回は、初盆参りの時間や挨拶の言葉、さらにはマナーについてお伝えしましたが参考になったでしょうか。
初盆は家族を亡くし初めて迎えるお盆です。家族の方の気持ちに寄り添えるよう故人の思い出に触れ合える時間になると良いですね。
初盆のお参りいくら包めばいいの?お供え物は?のしには何と書く?
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