初盆の案内状は出す?往復はがきは非常識?招待状の書き方はこちら!

生活の知恵

日本人の平均寿命は昔と比べると延びており、それは現代も更新中であるため、このままいけば不老不死も夢ではないかもしれませんよね。
しかし、どんなに寿命が延びたとしても人の死はどんな人へも平等に訪れるものであり、それが家族であれば悲しみは更に深いものとなります。

また、家族に限らず親戚や友人も悲しみは同じであり、初盆の時は多くの参列者で故人を偲んだりしますよね。その初盆を迎えるにあたり、様々な準備が必要になりますが、さて、何をしたらよいか困ったりする事はありませんか?

そこで今回は、初盆の案内状は出した方がよいのか?案内状は往復はがきでも非常識じゃないのか?また、その招待状の書き方について解説致します。

初盆の案内状は出した方が良い?

故人が亡くなってから四十九日を過ぎた後に初めて行われる法要として初盆がありますが、初めての事なので何をどうしたらよいか迷ったりしますよね。また、大切な家族の死と言う事もあり、様々な行事ごとなどは頭に浮かばないのが現状だと思います。

かつて、私も父親を亡くした時、初盆と言う事自体分からなかったのですが、家族が忙しそうに用意をしていた事が思い出されます。

そもそも初盆って何?と言う方に少しだけご説明いたしますと、つまり読んで字の如くで、亡くなってから四十九日を過ぎた後、初めて迎えるお盆の事を指し、地域によっては新盆(にいぼん)と呼んでいるところもあります。

そんな初盆は、やはり遺族にとって特別な行事であり、故人がいなくなったと言う悲しみは消えることなく、四十九日を過ぎても故人を偲ぶ気持ちは変わらないものです。

その為、初めてお盆を迎えると言う事は、故人の霊が家族のもとに帰ってくると言う意味もあり、それだけに初盆にかける思い入れも強いと言えるため、通常のお盆よりも大切に供養したいと思うものです。

また、初盆では会食を交えた「お斎(おとき)」と言われる法要が行われるため、お店の予約や僧侶への連絡などが必要であり、その人数を把握するためにも案内状は出した方が良いと言えます。

また、家族以外にも親族であったり、生前仲の良かった友人も同じように初盆を心待ちにしていると思われるため、案内状をだして一緒に法要する事は大切な事だと言えますよね。

初盆の案内状に往復はがきを使うのは非常識?

初盆の案内状を出すにおいて悩むのが、封筒が良いのかハガキで良いのかになりますが、初盆は故人が亡くなってから初めて行われる法要なので通常の案内状ではマナー違反になったりはしないだろうかと考える事もあります。

マナーと言えば、全くないわけではなく、やはり故人を偲ぶ気持ちとして親戚の方や友人などを招く事になるので、失礼があってはいけませんよね。

その為には、会食の人数確認は必要であり、また初盆は親族や友人だけでなく僧侶も呼んでお経をあげ供養する事になる為、通常のお盆よりも入念に行われる事が多いです。その為、お盆の時期は僧侶も忙しい時期になるので、案内状は遅くても一か月前までに出すのが良いと言えますね。

その方法としては、初盆の場合には白い無地の封筒を使用することが原則であり、その中に出欠をたずねる返信用のはがきを同封すると尚よいと言われています。ただし、二重封筒は不幸が重なると言う意味合いから初盆の案内状には不向きである為、注意が必要ですよ。

また、現代ではシンプルに出欠の確認がとれるため往復はがきを使用する人も多くマナーとしても全く問題が無いのでこちらはおすすめできますよ。

初盆は遺族にとって初めての法要なので、失礼にならない為にも、また滞りなく進める為にも、早めに対応することが良いようですね。

初盆の招待状の書き方

故人を亡くしてから四十九日を過ぎたとしても、気持ちの上では悲しみの中にいるわけですから、全ての事を完璧にこなせるはずもありませんよね。その為、初盆の招待状を書くにしてもどう書いたら良いか分からないと言う人は多いと思います。

そこで、案内状の書き方として一番大切な事は、日にち・場所・連絡手段としての電話番号などを記す必要があります。また、「お斎」などへの出欠の意を確認するための旨を忘れずに記す事も重要です。

例としては以下のような形になりますが、ここで注意しなければならない事は、初盆の案内状など、会葬礼状においても、「、」や「。」などの句読点は使用しない事が原則です。

法事が滞りなく流れる事を意味するもので、文章が途中で途切れるような句読点は使用しない事になっています。また、会葬礼状の場合も文章を読みやすくする為の句読点の使用は相手に失礼になると言う意味も込められるため使用することはタブーとされています。

そんなところも注意しながら初盆の招待状の書き方を見て見ましょう。

謹啓
○○の候 皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
さて このたび 亡○○の初盆供養をいたしたく存じます
下記の通り営みたいと存じますので ご多忙中まことに恐縮ではございますが
何卒ご参列賜りますよう お願い申し上げます
謹白

             記
日時 ○月○日(○曜日)○時○分
場所 ※※※
電話 ※※※

尚 法要後は粗の席を差し上げたく存じます
お手数ではございますが ご都合のほど○月○日までにご返信にてご一報ください
以上

このように、書き方などはネットで検索すると様々なサイトに案内状のテンプレートが用意されているので活用するのもよいでしょう。

まとめ

初盆の案内状を送ることで様々なマナーがありますが、年齢に関係なく初めての事には戸惑う事は多いですよね。それが葬儀や特に家族の事であれば、慣れる事は逆におかしい事であり、法事ひとつにとっても慌ててしまうものです。

その為にも、現代はネット検索によって様々な事が分かる時代でもあるため、上手に活用して相手の方に失礼がないように執り行いたいものですよね。

家族を亡くした悲しみは消えませんが、日本には毎年お盆と言う行事もあり、一年に一度亡くなった者の霊が返ってくると言います。故人を想う気持ちはいつまでも大切にしていたいものです。

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